立ち飲み屋探訪:「立ち呑み処 喜楽」は昔ながらの近所の社交場系スタイルの立ち飲み


 先日の昼下がり、外出先の町田で用事を済ませもはや直帰可能な時間帯となった。晩杯屋でも行こうかと向かった先に「喜楽」を発見。ここは結構混んでいて中々入る機会がなかったが、空いていたので入店。

 カウンターの中には女将さんが一人。木のメニュー表がいい味を出している。そして、カウンターには想定80歳代の男性と、作業着の高齢男性(社長っぽい)が。

 そう、ここの客層は年齢層が非常に高いと思われる。ある意味常連のみ、というスタイル。この形態は立ち飲み屋業界でも結構あり、最近はカジュアルスタイルの立ち飲みが多いが昔はこんな感じのやや敷居高めが多かった。この手の店は結構独特のルールがありそうで、やや緊張する。

 よくあるのは一見で入って場所を確保すると「そこは**さんの場所だよ」なんて指摘を受けることがあり、一見への洗礼をかまされるパターンもあるのだ。

 今回もカウンターの端を確保したのでひょっとすると・・・と思ったがそんなことはなかった。

 カウンターは石製で、ハイボール350円を注文するとキンキンに結露したタンブラーで提供されてきた。冷え冷えでうまそう・・・。

 つまみは茄子焼き350円。

 めざし350円をチョイス。中々いい感じの枯れ具合なのである。

 まだ明るいが、お客が次第に増えていく。全員顔馴染みのような雰囲気で、やはり高齢(失礼)の方が多い。ある意味社交場という雰囲気である。

 晩杯屋やドラム缶(そういえばこの近くにドラム缶があったが撤退してしまった)のようなスタイルとは異なるが、確かに店の雰囲気がちょっと”スナックっぽい”ため、高齢の方々のペースには合うのかもしれない。

 ハイボールを3杯お代わりし、やや酩酊してしまったのである。

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