【書評】池田晧「漂民の記録 極限下の人間ドラマ」鎖国体制での過酷な漂流のエピソード

 池田晧「漂民の記録 極限下の人間ドラマ」(講談社現代新書)を読んだ。1969年出版であり、現在の講談社現代新書とは装丁がかなり異なっている。カバーもない。また現在はついていない「スピン」(栞紐)がついている。  サバイ 続きを読む…

Share

【書評】土門周平ほか「本土決戦 幻の防衛作戦と米軍侵攻計画」–最終防衛としての総力戦による水際作戦

 土門周平ほか「本土決戦 幻の防衛作戦と米軍侵攻計画」(光人社NF文庫)を読んだ。  昭和20年4月に沖縄に上陸を許し、太平洋戦争の敗戦が濃厚になってきた段階に、米軍が本州、九州に直接上陸することを想定した防衛作戦「決号 続きを読む…

Share

【書評】福田恆存「人間・この劇的なるもの」進歩主義の欺瞞を暴いた”奴隷の思想”の瑕疵と、<部分の中にある全体>概念導入による修正

はじめに  福田恆存「人間・この劇的なるもの」(中公文庫版)を読んだ。1956年、戦後11年経た頃に発表された論争的な書である。  当時の世相状況は、第二次世界大戦敗北後のサンフランシスコ講和条約が成立(1952年)した 続きを読む…

Share

房総半島をドライブ③:チバニアンで有名になりつつある「地球磁場逆転地層」を見てきた【駐車場からの順路あり】

先日のニュースで、地質時代の一時期、ネアンデルタール人が生きていた「第四紀更新世」の中期に当たる時期が「チバ二アン=千葉時代」と命名されるニュースがあった。 参考記事(産経ニュース) 地球史に「千葉時代」誕生へ 日本初の 続きを読む…

Share

【書評】東野治之『木簡が語る日本の古代』ー古代の乳製品”蘇”(そ)とは牛乳の湯葉ではないのではないか(追記あり)

 東野治之『木簡が語る日本の古代』(岩波新書)を読んでいて、日本の奈良時代に既に”牛乳及びその加工製品”があったことを知って、興味深く思った。  牛乳自体は6世紀半ばに日本に渡来してきたようだ。  その中で、蘇(そ)と呼 続きを読む…

Share