貴重なオカッパリ海釣り情報誌「月刊 磯・投げ情報」の海悠出版の倒産について

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 Yahooニュースで知ったが、釣り情報誌「磯・投げ情報」の発行元「海悠出版」が倒産した。

 外部サイト:釣り情報誌、月刊「磯・投げ情報」を出版していた(株)海悠出版が破産開始決定
       11/7(水) 10:49配信 東京商工リサーチ

 上記記事から引用すると

 (株)海悠出版(TSR企業コード:296469319、法人番号:1010001075691、文京区湯島2-9-10、設立平成4年10月15日、資本金1000万円、福田千足社長)は10月31日、東京地裁から破産開始決定を受けた。

 引用終わり

 とある。もっと前から情報は流れていたようで「磯・投げ情報」は7月25日発行の2018年9号で最終巻となってしまった模様である。

 海悠出版のWebには「お別れとお詫び」が掲載されている。Twitterでは8月17日段階で、以下のような報告もされていた。

 海釣りを本格的に始めてから、色々と教えてくれた雑誌であった。ブラクリを知ったのもこの雑誌の記事「ブラックラー・ヤス」がきっかけであった。

   釣り場情報(堤防や磯など)のムックも購入し、色々な意味でオカッパリ釣り中心の私には役立っていたのだが・・・。

 この雑誌の名物企画で、毎月場所を変えて行われる堤防釣り場の紹介で、ずーっと掲載されている常連家族の写真があり、子供が毎月の写真で次第に成長をしていく様(最後は親離れしたのか掲載されなくなった)を密かな楽しみにしていたものだった。その家族ももう見ることができないのは残念である。

 偶然最終号になってしまった9号を購入していた。今年は全然釣りに行けなかったので、そろそろ再開をと思った矢先だったのだ。

 別の記事(釣り雑誌「磯・投げ情報」を出版していた海悠出版、破産開始)では、

東日本大震災の発生により、ポイントの多い東北地方での取材が一時困難となったことで刊行物の発刊が滞ったほか、同地域を中心とした釣り需要の縮小などから業容が徐々に低迷。紙やインク等の原材料費や印刷外注費が高値で推移したことで収益も悪化し、人件費などの固定費削減に努めていた。釣り具メーカーからの広告費収入も減少するなど、業況の回復が困難となったことから、7月25日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた。

引用終わり

 とあり、紙の雑誌の難しさや釣り人口の縮小が影響しているようだ。

 釣り道具などレジャー用品は付加価値が高く、こうした雑誌も含め、ある意味独占的に市場を取れそうな気もしている。いくらネットに情報があるとはいえ、こうした趣味で紙媒体の必要性はあると思っており、私自身も未だに「磯・投げ情報」は購入している。つまり一定の固定読者はいたはずと思っていた。

   それでもこのように立ち行かなくなるということは、既存の出版業界の構造的変化も相まっていたのであろうか。

   確かに船釣り専門誌のようなスポンサータイアップが強いものと違って、オカッパリの場合は太いスポンサーがつきにくい。ただそうしたスポンサータイアップがあるとイマイチ雑誌の質が違ってくる。その意味で「磯・投げ情報」は遊び心あふれた絶妙な雑誌であった。

 貴重なオカッパリ系のなんでもあり釣り雑誌がなくなるのは痛い。

 ぜひ何らかの形での復活を期待する。ブラクリ専門誌とか。無理か。

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