先日福島出張で実は一つの駅弁に期待をしていた。それは米沢市の「牛肉どまん中」(新杵屋)である。
人気が高い駅弁で、10年前に山形出張の際に食べたきりで、なかなか再会の機会がなかったのである。あれから「牛肉どまん中」の評判は上がり、ますます入手困難になっていた。まあ、入手困難と言っても駅弁なので、”自分の食べたいタイミングでそこにある”という状態が成立しなかったという言い方もできる。要するに本気ではなかったのである。
しかし今回「牛肉どまん中」を食べたいという意思が生じ、不運にも福島駅の駅弁売り場では売り切れ(予約がベターなどという張り紙あり)という事態を受け、俄然肉体が「牛肉どまん中」をどうしても食べたい、というモードに入ってしまったのである。
そんな中、今度は新潟出張があり、東京駅で新幹線の出発時間まちができた。東京駅には全国の駅弁が集うコーナーがあるのである。ごった返す中、行ってみると・・・
入り口付近に大量に積まれていた。さすが人気駅弁、本屋であれば村上春樹の新刊の陳列ポジションである。
あった〜(安心)。早速ゲット。1250円であるが、もはやブランド効果なのか、高いとすら感じられない(麻痺状態)。
早速、新幹線の中でいただくことに。
混雑している車内で、若干周りにも優越感でしばしアピールである。効果があったのかは定かではないが。
蓋を開けると牛肉だらけ。牛肉煮とそぼろがふんだんにご飯の上に乗っている。甘辛い牛肉煮が旨味凝縮でやはり食べ応えがある。満足。そして爆睡である(これから仕事なのに)。
惜しむらくは成人男性対象で「大盛り」が欲しいところである(欲張り)。