寿司は高級感があるが、立ち食い形式も合っていると思う。林真理子「食べるたびに、哀しくって…」でも池袋の立ち食い寿司のエピソードがあったように、屋台の形式は昔からあった。
大船駅構内にある「築地 すし兆」は時々途中下車して行きたくなるコンパクトな店である。カウンターだけの店内で10人くらいが限度であろうか。そこで板前さんに自分で食べたいものを頼み満足したらサッと帰れるのは気を使わなくて良い。
本日は日本酒だけと決めて「日本刀」745円。これで寿司を堪能し、サクッと帰る作戦である。
まずはおまかせ握り月島(8貫745円)。
あとは好きに食べることに。今回は”郷土の味覚フェア”をやっており、八丈島の郷土料理である島寿司(下記引用参照)がメニューにあった。
寿司種を薄く切り醤油主体のたれに軽く漬けて醤油漬とし、砂糖でやや甘味を強くした酢飯で握る。この際、ワサビの代わりに練りがらし(粉がらしを練ったもの)を使うのが特徴
Wikipedia 「島寿司」より引用
数年前に、八丈島に釣りに行った際に食べたことを思い出し、島寿司3貫(302円)を注文。醤油はつけず芥子で食べる。うまい。ちなみに釣りの結果は天候に恵まれなかったこともあり渋かった。ムロアジの猛攻のみが印象に残っている。
あとはミョウガ、マグロ、アジ、コハダと食べてフィニッシュ。2,500円であったが、食べた満足感からすると何の問題もない。満足である。