前々から富士そばの商品開発力には関心してきた。まあ、確かに「ポテトチップスそば」のようなちょっと微妙(よく行く店のメニューからは消えた)なものもあるが、なんだかんだでサラリーマンのニーズに応えてくれるニクい店なのである。
関連記事:富士そば町田店で「ポテトチップスそば」を食べてみた
今回気づくのが遅れてしまっていたが、「煮干しつけそば」を発見、早速購入。「煮干しラーメン」が既にうまいことは知っているので、これから夏に向けて当然出てくるであろうと思っていたら、やはり出てきた。
500円で食券を買って渡すと「今、大盛り無料ですけど、どうします?」と聞かれた。心の中で狂喜しつつもクールに「お願いします」。素晴らしい。
熱盛りと冷盛りが選べる。ここは冷盛りで。3分くらいの茹で時間がかかって到着。今回は思うところあって(後述)、ミニチャーシュー丼230円も一緒に。
やはり煮干しスープが美味いので、想像通りの美味さであっという間に大盛り蕎麦は完食。その後残った煮干しスープをミニチャーシュー丼に注ぎ、雑炊風にして食べる。ネギとチャーシューにコクのあるスープが絡んでこれまた美味い。
価格帯的には、明らかに普通のラーメン屋より、安く早いが、意外とその領域とはバッティングしていないように思える。
この商品であれば、例えば「嵐 花月」の名作「豚そば銀次郎」「豚そばつけ麺」と競合しそうで、富士そばの方が価格が安いのだが、そんな感じもない(関連記事:【ラーメン】らあめん花月嵐の「豚そば銀次郎」が定番で旨い)。
私としてはどちらも好きなので、市場を食い合って欲しくはないのだが、単純に疑問である。
棲み分けているとして、その理由は何であろうか。特にラーメン屋の持つ独特な価格帯の意味は何処から来るのであろうか。やはり、ラーメン屋専門店が持つ「のれん」の効果、即ちブランド力ということが想像されるが、結論は出ていない。
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