【B級グルメ】激ウマ穴子丼「はかりめ丼」を千葉県大貫港で食べる


 異常に暑い日々が続く。昨年ある事情で熱中症で倒れて救急車で病院送りになって以来、肉体の細胞が破壊されたのか、暑さに弱くなってしまった。陽射しを浴びると肉体から危険信号がすぐ出るようになってしまうようになった。なので、夏の間の外出は自らの体調に非常に気を遣う。

 そんな折、所用で東京湾アクアラインに乗って日帰りで千葉県内房の大貫港へ日帰りで行ってきた。大貫は富津より更に南にある、昔懐かしい感じの小さい港町である。富津や木更津は工業地帯化によって多くのお金が動き、現在はそれなりの都市感があるが、かつての(戦前の)千葉の漁港としては大貫の方が栄えていたそうだ。新日鐵(現:日本製鐵)が進出してきたことで、やはり産業構造が変革されたというべきか。

 それはそれとして8月の初めの暑い日に大貫を訪れる。日本書紀のヤマトタケルの妃である弟橘媛の伝説がある像が建立してあり、そこから大貫海水浴場を眺めることができる。それほど大きくなくこじんまりした海である。

 食事をしようと大貫海岸沿いにある「いそね」に。ここで江戸前の穴子丼である「はかりめ丼」が名物のようで注文。ここも人気店なのか1時間待ちであった。

 到着した「はかりめ丼」1,760円。中々のお値段であるものの、肉厚の穴子とタレがマッチして、猛暑の中、非常にうまい。栄養補給もできた感がある。

 はかりめ、とは魚市場などで使用された「棒はかり」のことらしい。富津市商工会によると、その由来は以下らしい。

市場や河岸で使用していたはかりめ(棒はかり)にアナゴの形状が似ているため(アナゴの測線がはかりの目のように点々とあるため)アナゴの別称として関係者の間でいわれていた。

http://www.futtu-city.or.jp/hakarime/

 そんなこんなで用事も済ませ、食事もしたしと、ちょっと釣りでもしようかとなった。富津漁港は「釣り禁止」となっており、大貫漁港へ。昔は海水浴場のあたりが漁港だったとか、の情報もあった。ここは車横付けで港からアクセスできる。トイレが遠いのが難点か。

 ジャリメでキスでも釣れれば、という淡い期待は裏切られ、ヒイラギの猛攻である。まあ、ヒイラギもうまいので全然問題ないのだが、あのネバネバ粘液はなんとかならないものか。手のひらサイズ(新生児の)を8匹ほどゲットし、素揚げで食べた。非常にうまい。もっと肉厚で大ぶりの魚ならアジにも匹敵するのではという美味さである。

 今回の日帰り千葉では熱中症対策は万全で、ことあるごとに脇の下を凍ったペットボトルで冷やすことでなんとかなった。しかし紫外線対策を忘れ、帰宅後顔面と腕が真っ赤である。

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