カテゴリー: 読書メモ

マンガ, 読書メモ

【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』55巻ー四角関係となった恋愛模様で小篠くんのアタック

ラズウェル細木『酒のほそ道』55巻を読んだ。 今回は、この1巻に最近の恋愛模様パターンを詰め込んだ”コスパの良い”一冊になっている。 もはやお約束的になっている古典的パターンである、ウンチク課長の岩間と松島さんへの仲人願 …

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マンガ, 読書メモ

【書評】谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』25巻–黒木弟が軸となった文化祭エピソード群

谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』25巻を読んだ。 今回は各キャラの変態エピソードの集大成のような感じで、前巻での、もこっち製作の映画上映を受けて文化祭の日々が描かれる。そして異常にこのマンガでモテま …

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SF, 読書, 読書メモ

【書評】マーサ・ウェルズ「マーダーボット・ダイアリー」ー自己肯定感の低い警備ロボットの自分探しと人工知能同士の”愛”を描いた傑作

マーサ・ウェルズ「マーダーボット・ダイアリー」シリーズ4冊(創元SF文庫)を読んだ。 引きこもり系でコミュ障、かつ、自己肯定感のめちゃくちゃ低い主人公の1人称で綴られるこのSF小説は、SF的視点で「他者とのコミュニケーシ …

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【書評】施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」7巻–図書委員・長谷川さんの感情発露エピソード多めの巻

施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」7巻を読んだ。帯にあるように12周年を迎えた模様。すごい。 いつもの4人メンバーの本をめぐる日常であるが、今回は図書委員の長谷川さんのリアクションが結構多いような気がしている。ホームズマニ …

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【書評】オラフ・ステープルドン「シリウス」ー知性をもつ犬の”魂の成長”を描いた美しい物語

古典SFの名作と呼ばれるオラフ・ステープルドン「シリウス」を読んだ。(注意:ややネタバレあります!) 科学者によって生み出された人間と同等の知性をもった犬(シリウス)と人間社会との交流を描く。物語の主題としては、犬の身体 …

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【書評】谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』24巻–小宮山さんの”王者の変態ぶり”が冴える

谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』24巻を読んだ。 今回は文化祭の前日から当日を迎えるまでのまさに青春ど真ん中の期間が収録されている。 文化祭は準備期間が一番楽しい。開催するまでは時間が濃密だが、実際 …

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【書評】宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」ーぶれない強固な軸を持った主人公成瀬が突き進む

先日(1/24)発売された宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」を読んだ。 前作「成瀬は天下を取りにいく」同様、クールな主人公成瀬あかりと、その周囲の人々の日常が滋賀県大津を舞台に繰り広げられる青春小説である。 前作で中学生〜 …

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【書評】宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」ー滋賀県を舞台にしたクールな青春小説

24年1月に続編が出たばかりの、宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ。ちょうど滋賀県への出張が立て込んでいた23年夏頃に、琵琶湖線の車内で読了したのを思い出す。 ミシガンクルーズ、平和堂など最近滋賀県に足を踏み入れ …

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【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』54巻 今回はウンチク課長の縁談まとめムーブが不発に終わる

「酒のほそ道」54巻を購入。この巻では、オヤジ読者を謎の乱気流に巻き込み混乱させてきた例の主人公・岩間の恋愛エピソードは抑えめであった。 今回は前巻で松島さんに好意を抱いた若手の小篠くんの思慕が軽く出るシーンと、定番であ …

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【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』52巻 まさに全盛期の「りぼん」を彷彿させる”中年少女マンガ”に新たなキャラ投入!

 ラズウェル細木『酒のほそ道』52巻を読んだ。  今回は「麗ちゃん」も登場して懐かしい。それはそれとして、やはり2話分だけ、例の中年を巡る謎の恋愛事情、しかもプラトニックという、まさに全盛期の「りぼん」を彷彿させる少女マ …

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