古本屋で見つけた、ハヤカワSFシリーズのロバート・シェクリイ『人間の手がまだ触れない』を読んで、センス・オブ・ワンダーに今更ながら驚き、自分でも書いてみようとしたものです。
「スイッチング」
あらすじ:
ロボットが人類と同様の知性と人格を持つことが技術的に可能となり、人類が滅亡した後も地球ではロボットが文明を発展させていた。
しかし、その知性と人格を人工知能に与える特殊な信号を産み出す素子は実は信号発生回路ではなく、宇宙から地球に飛来する信号の受信器(アンテナ)に過ぎなかったことが判明する。
ロボット文明は自らの存在の起源を調査するために、信号の発信源である中性子パルサーへの探索を決断する。
そこでロボット飛行士が見たものは、惑星全体が大規模な流体素子回路を構成し、自然が作り出す流体の演算によって信号が生成されている様子だった・・・(本編を読んでみる)