ダイエット1週間の記録:第7週目(11/12-11/18)
結果:体重減 1.6kg 累計(-12.65kg)
まだ減ってはいるが、1.5ヶ月を経過し、やはりそろそろ厳しくなってきている。人工的に作った「ひとりサバイバル環境」に身を置いている訳であるが、日常生活の中で無理も生じてきている。
極端な話、誰かから折り入った相談を受け、通常なら「じゃあ、少しサシ呑みで話そうか」なのだが、ダイエット中なので計画外のカロリー摂取はちょっと、という時もある(酒を否定している訳ではない)。しかし、この手の話はこちらの一方的な事情で断ることが出来ないケースもある。
そんな状態で、「じゃあ申し訳ないけど、一緒に二つ向こうの駅まで歩いてもらって、その後に刺身中心の店で、その話を聞こうか」ってのも明らかに不審な動きなのである。あるいは、相談してきた人に対して、無粋というべきか。
また低カロリー生活を進めていると、どうしても口寂しくなる。仕事などでストレスがあると、更に何か食べたくなる。一応「都こんぶ」「おしゃぶり昆布梅味」「カリカリ梅」などの低カロリーおやつは常備してあるのだが、これだって何回も食べていると流石に飽きてくるし、糖分も足りていない。
この「ひとりサバイバル環境」にずっと身を置くのもまずく、どこかで定常的な方向、つまりソフトランディングをする必要も実際問題としてある。
敏感な制御対象に、大きめゲイン(P要素)を入れるとハンチングするようなもので、リバウンドの恐れもある。特に、体重という制御対象は、時定数が大きく(キャパシタ成分がある)制御が難しい。制御因子も、食物だったり運動だったりと、代謝を含む複雑な要素が絡んでおり、単純ではないのだ。さらに先に言及した外乱(飲み会など)もある。もっと言えば自分の精神という外乱、いや、この場合には「内乱」か、もある。甘える心や、欲望、糖分や満腹感への依存性などもあるのだ。
一方向に制御する方が容易い。
実は平衡状態に制御するのは難しい。
今、この瞬間に目の前に牛丼特盛が出てきたら、その一食では済まない自信がある。だから依存症患者のスリップ体験は身につまされる。田代氏もシャバでの誘惑が大変だったろう。食欲だって欲望なのだから尚更だ。
意外に複雑なのである。
リバウンドをすることなく、定常状態に持っていくためには今後どうすべきかが課題である。
しかし、まだ答えは出ていないのだ。非常に難しい。
自分のことなのに。いや、自分のことだからか。
そう言えばすっかり忘れていたが、同伴していないようなダイエットプログラムからようやく第1回目の電話がきた。ちょうど開始1.5ヶ月目。11/15である。マニュアル化されている。
電話の主は栄養士の方のようだ。事前に私の情報を確認するのをミスったらしく、体重計測データは確認しておらず(記録していないと思っていた)、どうやら”プログラムを開始したものの、全く記録もせず放置していて、当然体重も減っていない人”マニュアル(?)を事前学習していたらしく、全く噛み合わない会話となった。
栄養士さん「お元気ですか?ダイエットプログラム、開始されてますか?体重記録もされていないようですが」
私「?いや、毎日記録していますよ、アプリで」
栄養士さん「えっ、お待ちください(PCを操作するような音)・・・・ああ、ありました。記録されていただいていますね。はぁ、それで体重の方は、減ってますね・・・」
私「いや、減ってるも何ももう3ヶ月目標を達してますけどね」
栄養士さん「あぁ〜。そ、そうですね、で、ちゃんとやっておられるようで・・・でもこんなに体重減ってたら苦しくないですか」
私「そうですね。苦しいです」
栄養士さん「そうですよね、まあ減ってますしね。ご無理なさらず」
という、明らかに間違った台本を渡されて練習した役者が本番で全く異なる筋書きに戸惑い、絞り出した「ご無理なさらず」というセリフしか言えない状況となってしまったようだ。まぁ、仕方ない。しかし、なんというか、一言でいうと「形式的」だし、向こうも結局こちらの体調に関することなので、踏み込んだことは言えないはずで、こちらとしては「このサバイバル状況を継続すべきか、否か」というジャッジを求めたかったのだが、そんなことを回答できるわけもない。「ご無理なさらず」しかないのである。それにしても、何かイマイチだなぁ。
今回食べて良かったものは、ゼロカロリー甘味料「ラカントS」とマルチビタミンである。ラカントはヨーグルトなどに添加することで「甘みが欲しい!」という際の非常手段の一つである。クールで尖った甘みなので、冷たいものとの相性が良い。また「ミン剤」(睡眠導入剤ではない。ダイエット業界ではビタミン剤を指す、かどうかはわからない)は、低カロリーダイエットでの必需品である。
【肉体の変化】
- ベルトはかなり余ってきた。位相でいうとπ/8 ラジアンくらいの進みである(要するに体幹断面中心で45°分のベルト余分ができた)
- 寒さが厳しくなり、体温低下の中、堪える。今年の冬は寒さ対策が例年より厳しそうな予感である。
【メンタルの変化】
- ”運動しなきゃ”の軽い強迫観念化は、予想通りであるが定着。1日何か運動をしないと、罪悪感に苛まれるような気分になっている。しかしこれ以上進みすぎるとヤバい感じである。