【書評】谷川ニコ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」18巻–小宮山さんがサウナで合法トリップを覚えてガンギマリ顔

 谷川ニコ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」18巻を読んだ。

 大学受験を控えた予備校の夏合宿がメイン。キャラ総登場である。本巻は、下の毛を銀に脱色とか、温泉風呂でセクハラとか、下ネタが多い。

 繰り返しになるが、主人公黒木さんが”ぼっち”から人気の中心に移行するのは、正直なところ危うい橋を渡っている気がする。読者にしても、確かに黒木さん自体のメンタルはひねくれた”ぼっち”のそれだが、それを受容する周囲や黒木さんへ向かってくる周囲の訴求性は現実とは明らかに乖離するからだ。

 そんな中で、異彩を放ち続けるのが小宮山さんで、独立独歩というか本当の意味で”ぼっち”、孤立しても挫けないメンタルにより変態性を追求する、ある意味このマンガのメインテーマを体現しているようだ。

 今回もその変態性の追求は更にレベルが上がり、誰から教わったか(調べたか)知らないが、サウナと水風呂の連続シーケンスによる”ととのう”=合法トリップ体験を敢行し、焦点が合っていない目でガンギマリの表情をお届けしてくれている。

 その後も自動マッサージ機でも同様にトリップし幽体離脱をかましている。独自に1人精神世界への扉を開こうとしているかのようで、小宮山さんの変態ゴーイングマイウェイ路線はエスカレートしている。黒木さんがリア充となったこのマンガ世界で、今や唯一ブレないその姿勢は頼もしく安心するのである。

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毎年夏季長期休業するラーメン屋のシャッター張り紙大喜利。今年の回答は……

 昨年も紹介(最近の夏の風物詩:昨年は暑さに負けたラーメン屋の今年)したが、毎年夏になると長期休暇を取るラーメン屋がある。

 2018年は”猛暑で暑さに負けたため”、昨年2019年は”熱中症対策”などの理由がシャッターに張り紙で書かれていた。そしてほぼ8月いっぱいは確実に店をしめていたのである。

2018年の理由
2019年の理由

 夏季休業をお題とした大喜利のような感じで、年1、このシーズン限定で注目しているのだが、今年の回答は、こうだった。

今年(2020年)の休業理由

 ご時世なので、まあ順当な?回答理由であるが、今度はいつ再開になるのかが明確ではないのが少々気になる。

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夏の家庭菜園で収穫されるキュウリとナスを大量消費–三五八漬けにして、更に軽く一手間加えたレシピ:山形郷土料理の「だし+三五八」、食べるラー油で「無限キュウリ+三五八」

 夏になり、ささやかな家庭菜園でも定番のナスとキュウリが、そこそこ大量に収穫できるようになってきた。あまり手間もかけていないので、キュウリは結構なジャンボサイズになる。

 この消費として、やはり三五八漬けが役に立っている。

 ただ、それでも新たな問題が発生している。

 収穫と小ロット方式三五八漬け、更に消費(食べる)とのペースが合わない。工程ごとにサイクルタイムが連動していないのでムダが生じているのである。

 同期していない工程間に停滞が発生し、仕掛かりロスが生じているのだ。

 収穫と三五八漬けの間では、冷蔵庫内で保管によるロスもあるし、三五八漬けの取り出し遅れによる発酵進みすぎ(腐敗)のロスもある。

 整流化が必要なのである。

 そこで三五八漬けをそのまま食べるのではなく、一手間かけてみることにした。

レシピ①:三五八漬けによる山形「だし」

 山形県の郷土料理「だし」はキュウリ、ナス、ミョウガなどを細かく刻み、醤油などで味付けした料理で個人的にも時々作っている。これを三五八漬けでやったらもう少し美味くなるのでは、と思い作成。

 簡単に、三五八漬けにしたキュウリ、ナスを細かく刻み、ミョウガ(これはそのまま)の刻みと和えて、めんつゆを希釈しないでかけて、しばらく冷蔵庫に入れておくもの。三五八漬けの水分があるので、自然と希釈されるのである。

レシピ②:三五八漬けによる”無限キュウリ”

 キュウリを乱切りにして、ごま油や中華だしと和える「無限キュウリ」。これを三五八漬けにして、既成の”食べるラー油”で更に簡単にして作ってみた。

 三五八漬けのキュウリとナスを刻み、冷蔵庫で眠っていた”食べるラー油”をかけるだけ。ラー油の力で保存も効く。

 どちらもご飯(白米)のお供にしたいが、まだダイエットモードなので我慢である。酒のツマミとしても良いので、チビチビ食べている。

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