【書評】秦郁彦「昭和天皇五つの決断」–天皇制のもつ二重性とその対立について

 秦郁彦「昭和天皇五つの決断」(文春文庫)を読んだ。  大日本帝国憲法と日本国憲法、皇国史観と民主主義、2つの大きな時代とその転換点を、その中心として活動した昭和天皇の「決断」についての論考である。  大日本帝国憲法では 続きを読む…

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町田市立自由民権資料館「町田の民権家たち」を見て、明治初期の日本人の、同調圧力に負けないエネルギーに感服する

 マイナーな(失礼)地元の資料館「町田市立自由民権資料館」の企画展「町田の民権家たち」展示を見てきた。  入場無料で、あまり期待はしていなかったが、なかなか面白い展示であった。  三多摩地区出身でもあり、小学校の授業など 続きを読む…

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私が一番好きな田中角栄のエピソード:田中角栄「(本人を目の前にして)ヨオッ、幻の山崎首班!」→二階堂進「(血が逆流するような激しい怒り)」

 田中角栄という政治家は戦後日本を代表する政治家であった。   アジア的な権力者としてのスケールの大きさと同時に、綴密な施政者としての実行力も合わせ持つ、稀有な才能の持ち主であったと思う。   田中角 続きを読む…

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町内会の祭りは無くなり、広場の除草作業も無くなり、共同作業がなくなって楽になりそうだと思いつつ、このままだと断絶による経験知の承継問題が顕在化しそうな一抹の不安がある

 新型コロナ感染防止のための緊急事態宣言は終わったものの、まだ状況は不透明である。  町内会も、なんだか活動自体が不透明で先が見えない状態に陥っているようで、こうした小規模の自治活動を、コロナ後にどうすべきか誰もスタンス 続きを読む…

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【書評】半藤一利他「昭和陸海軍の失敗 彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか」(文春新書)にみる日本的な組織がおちいる陥穽

 「昭和陸海軍の失敗 彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか」(文春新書)を読んだ(文中敬称略)。  文藝春秋に2007年に掲載された座談会を元に編集されたもので、参加者は、半藤一利、秦郁彦、平間洋一、保坂政康、黒野耐 続きを読む…

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【書評】岡崎守恭「自民党秘史 過ぎ去りし政治家の面影」”調整型”政治家の裏の一面にある”凄み”

 岡崎守恭「自民党秘史 過ぎ去りし政治家の面影」(講談社現代新書)を読んだ。著者は元日経の政治部長を勤めた政治記者であり、55年体制の頃の自民党の政治家たちの”エグい”エピソードを収録している(文中敬称略)。  田中角栄 続きを読む…

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【書評】半藤一利「指揮官と参謀 コンビの研究」人と人の化学反応による組織的行動、そして人材マネジメントにおける”失敗の本質”

 半藤一利「指揮官と参謀 コンビの研究」(文春文庫)を読んだ。14組の指揮官と参謀の組合せと、それによる組織的行動の”失敗”を系時的に描くことにより、昭和初期の満州事変から太平洋戦争敗北に至る日本という”組織”の課題を「 続きを読む…

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MG5(マジでギックリ5秒前)–雨予報の中で、一か八かの夏祭り開催勝負に出た結果

 先日の3連休は、恒例のわが町内会の夏祭りであった。立場は前役員であるが、なんだかんだで3日間駆り出された。  昨年と異なる条件は、天気であった。  昨年は6月末に梅雨明けしており、暑さが大敵であった。今年はどうかという 続きを読む…

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