1か月くらい前から、左目の視界下方に何か気になるものが見えるようになった。
正確にはメガネを掛けているので、メガネのレンズに何か小さいものが反射しているのである。
見えるときと見えないときがあるので、あまり気にしないでいたが、最近になって左下方で風にそよぐ糸のようなモノが見えるようになってきた。
鏡で見ても何もないように見えるが、色々角度を付けると、物凄い細く透明な毛が一本だけ左頬から生えていた。2cmくらいの長さにまで成長している。これまでも散髪の際に顔剃だってしてきたのに、逞しく生き残ってきたのだろうか。
ネットで調べると、白毫(びゃくごう)、福白髪、福毛、宝毛などと呼ぶこともあるらしい。白毫の厳密な意味としては、大仏などで御馴染みの頭の毛(長く白い毛がクルクル巻きになっているらしい)の事を言うらしい。
これとよく似ていることから、おしなべて縁起が良いということになっているようだ。
私自身、この福毛に気づいたのは2度目である。最初は、確か20年前、サラリーマン時代初期でメチャクチャ疲弊していた時代であった。そして今もこう言ってはなんだけど、メチャクチャ疲弊している。
何か展開が好転する吉兆であることを祈らずにはいられない。
ただ、縁起でもない話だが、前回の疲弊は主に当時の直属上司との関係が上手くいかなかったことが原因だった。
それかどうして解決されたかというと、結論としてはその上司の異動なのであるが、そこに至るまでのストーリーが、10年に1度の大プロジェクトに、まさかの失注→大プロジェクト受注想定していたリソース配分の目論見が外れプチリストラ→マネージャークラスは責任を取らされ降格あるいは子会社出向→組織が崩壊、という苦しいシナリオの結果であった。
ま、まさか、また?