久々に疲れた。仕事でこってり絞られ、ようやく解放されたのが22:00。
絞る方(私ではない)も絞られる方(私である)もヘトヘトで、ノーサイドの感じもなく無言で別れた。
私はというと、とにかく空腹であった。
こってり絞るのは結構であるが、こちらは豚骨でも背脂でもないので困るのである。まあ、たしかに中年になり、身だしなみに背脂感がないかと言われると即座に否定はできない。豚骨かと言われると、見方によっては豚骨かも知れない。
とにかく川崎駅周辺なので、何かあるかと思いきや、意外と夕食を食べられる適当な店がない。
期待した駅ビル地下ののラーメン屋街も既にオーダーストップであり、とにかくご飯を食べたいのだ。酒は要らない。こんな場合、意外にマッチする店が見つからないのである。
居酒屋はまだまだ呼び込み活発だが、そこで1人で定食食べる訳にはいかないし、そんな所に入ったら、違うスイッチが入ってしまう。
……といった悩みの中、酔っ払いの群れをかき分けつつ、ようやくラーメン屋を発見。
家系ラーメンの「まくり家」である。
ラーメン大盛りだけでは心許ないので、小ライス。
絞られた我が豚骨スープが疲れた身体に染み渡るような気がする。自給自足のようだが、スープの染みた海苔とゴハンはなかなかイケる。
しんみりとうまい。
腹一杯になると、先ほどまで言われたあんなことや、こんなことなどのキツイことも少しは忘れられるのである。カロリーオーバーはさておき。