先日行った琵琶湖方面への出張では、米原駅を利用した。米原駅は新幹線停車駅ではあるが、のぞみが停車しないことからなかなか使いにくい駅である(失礼)。
場所によっては一旦のぞみで京都に行き、東海道山陽本線で、米原方向に逆に戻るような形で行った方がアクセスが良い場合がある。のぞみ本数が充実してきたので、ますます京都の利用頻度が高まっている。
今回の出張では、たまたま新幹線ひかりとの接続がバッチリだったため、米原を利用することになった。
米原駅には、かつて苦い思い出がある。上記のような状況を知らなかった頃に、時刻表も見ずに、ただ東京により近いからという理由で米原から新幹線に乗って帰ろうとしたことがあった。時刻は18:30くらいだったろうか。
夕食も食べていなかったので、米原で途中下車して食べようと決心、新幹線停車駅なんだから、何かしらお店もあるだろうと思って駅前に出ると、何もないのである。
食事ができる店もなく、あるのはスーパー1軒。駅内には駅弁で有名な井筒屋の店もあったが、すでに閉店。困った。どうも調べると15分くらい歩くとラーメン屋があるらしい。でも、九州ラーメンという情報もあり、何が悲しくて滋賀県で九州ラーメンなのかという思いもあり、断念。
結局何もできず新幹線に乗った記憶がある。
今回もあまり米原駅には期待せず、駅弁をゲットすることにした。
それがこの井筒屋の「湖北のおはなし」1,150円である。唐草模様の風呂敷状包装された、昔ながらの駅弁で、中身も優しめである。
鴨のローストをメインに、かしわ肉、こんにゃく、小芋、玉子焼き、漬物、ヤングコーン、ぬた、梅干しなど、素朴であるがバラエティに富んでいる。ご飯は季節ごとに変わるおこわ。今回はエンドウマメであった。下に桜の葉が敷いてあり、香りも良い。満足である。