立ち飲み屋探訪:日吉駅「Made in hands 300」ハンバーガー屋の隠し階段から行く、300円均一の不思議な空間

 日吉駅から西口の徒歩2分程度の好立地にある「Made in hands 300」。1Fはタピオカ屋で女子がたむろしており、2Fはスタイリッシュなハンバーガー屋。その3Fに立ち飲み屋がある。

 まずは2Fのハンバーガー屋に入るしかない。そして「3F利用したいんですが」と伝えると、ハンバーガー屋でチケットを事前購入して、3Fに”隠し階段”から案内される。

 3Fにスタイリッシュな空間があり壁そいにカウンター、小さめテーブルなどが配置されている。こんなバーカウンターに店員さんがいて、飲み物を作ってくれたり、オーダーをとってくれる。食べ物は2Fで作って持ってきてくれる。

 これがチケットで、3回分、5回分、10回分とある。1回ごとにこのようにチェックが入っていく。使い切らなくても良く、次回に持ち越しも可能。シェアもできるようだ。食べ物、飲み物全て300円である。

 まずはハイボール。なかなかの濃い目である。

 チーズ盛合せ、キュウリのピクルス。

 ジャズが流れるスタイリッシュな空間で、隠れ家のような、なかなか面白いお店である。

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立ち飲み屋探訪:鶴見駅「大衆昭和居酒屋 鶴見酒場」480円で食べ放題の「おふくろのもつ煮」で酒が進む”激安”店!

 鶴見駅東口から徒歩5分程度、旧東海道(古東海道)沿いにある「鶴見酒場」。看板がそそる。

 店内は手前に1,2人用の立ち飲みエリアがあり、奥にはテーブルもある。立ち飲みエリアは小テーブルで、1テーブルあたり2名が限界か。

 前からこの看板の「おふくろのもつ煮」食べ放題が気になっていた。ペイできるのであろうか。

 まずはホッピーセット390円である。ここは酒も安く、チューハイ190円、トリスハイボール190円、角ハイボール290円である。焼酎濃い目も割増料金で可能で、自由もきく。

 メニューでやはり「手羽中唐揚げ」1本28円と「もつ煮込み」が目を引く。

 手羽中唐揚げも頼みたいが、ぐっと堪えて(?)、ここはまず「おふくろのもつ煮」である。

 注文すると味噌汁サイズのお椀がきて、店内の奥にあるもつ煮の大鍋(寸胴)からセルフで何度でも食べられる。手抜きもなく、まさしく良く煮込まれた具沢山のもつ煮込みであった。

うまく撮れていないが、大根、こんにゃく、もつ以外にも、人参、ゴボウが入っている
もつ煮が煮込まれている「寸胴」。

 やはり、エンジンがかかって「おでんおまかせ3種盛」210円に、ちくわぶ 90円を追加して。

 さらに刺身も安かった。まぐろ290円、シメサバ250円、いか250円。

 ツマミも酒もメニュー豊富で、ひとりで飲むにも、安くていろいろなメニューが楽しめる。さすが激戦区鶴見で「激安」を謳っているだけあって、非常に使い勝手の良い店である。

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【書評】小松左京「氷の下の暗い顔」SFが持つ叙情性–”大いなる別れ”を描いた作品群

 前回記事の「結晶星団」と同じく実家の本棚から発掘してきた小松SF作品。角川文庫版で、1982年発行。

 角川文庫版小松左京作品の装丁は、生頼範義(おおらいのりよし)によるものが多かった。特に「復活の日」の表紙は、すごく印象に残っている。バタ臭さと格調高さが入り混じったデコデコしいルネッサンス風装丁が、小松SFの雰囲気と非常にマッチしていた。

 今回の「氷の下の暗い顔」は4編の作品からなっているが、「結晶星団」と異なり、それぞれが叙情性あふれる壮大なSFになっている。

 「歩み去る」は、世界各地(宇宙も含む)を旅して”何か”を探す老いることのない不思議な若者たちの”人類としての成長”を、我々と同様置いてゆく世代の主人公を対比する形で描く。

 「劇場」は、ある惑星に降り立った地球人が、その惑星に林立し、惑星の住人たちが熱狂する歴史的スペクタクル「劇場」の謎について探るもの。

 「雨と、風と、夕映えの彼方へ」は、この作品群でもっとも叙情性と映像的イメージの高い作品である。雨、風、夕映えといった、いわば我々の持つ精神的故郷の「風景」が目まぐるしく変わってゆく不思議な環境において、人工受精によって生まれた「精神的故郷を持たない」主人公の思いを描く。

 最後の表題作「氷の下の暗い顔」は、ファーストコンタクトもののハード SFでもあり、異世界の生物相を科学的知識をてんこ盛りで描き切った傑作。ビーバーのような外見の異星人、辺境の惑星に存在する巨大な人類の「顔」(自然物である)、長い記憶を継承し無形物と会話できる生物たち、それらの魅力的なキャラクターは、最終的にこの「惑星」そのものが謎として含まれてくる。惑星自体の運命、あるいは、最期という壮大なテーマであり、スペクタクル感満載なクライマックスも圧巻である(この点、この文庫では生頼の装丁が、ある意味ネタバレチックでもあるが)。ユーモラスな描写もあるが、内容は非常にハードである。

 こうした4編の作品群に共通するのは、SF視点で捉えたマクロな対象(たとえば惑星そのものや歴史そのもの)にとっての運命の行方、そして、別れであろう。それを叙情性豊かに描いており、まさに”SFを読んだ”実感が胸に迫る作品群である。

 (おまけ)この角川文庫版の解説は新井素子で、1982年出版なのでおそらく22歳くらいの文章になる。なかなかのポジティブ&ハイテンション文体(常にそうではあるが)、現時点から見るとちょっと切ないところもある。

 

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立ち飲み屋探訪:センター北駅「立ち飲み 三九堂」港北ニュータウンにある懐かし系立ち飲み

 港北ニュータウンにも立ち飲みがあった。横浜市営地下鉄「センター北駅」から降りるとでかい観覧車があって驚いた。これがランドマークの「モザイクモール港北」で、この裏手に「立ち飲み 三九堂」がある。迂回する感じなので、歩いて7分程度か。

 カウンターに到着すると金属トレイにお煎餅のお通し。ちょっと謎めいた感じである。まずは角ハイボール。

 店内にはこんな感じのスナックや缶詰も充実。もちろん料理系もあり、卵焼きげ充実しているようだ。

 ホッピーセットはキンミヤにすると410円。

 玉ねぎの卵焼き280円。リーズナブルでうまい。

 ほていの焼き鳥缶詰250円。温めて出してくれる。

 店内には懐かし系有線が流れており、思い出の渚→青春時代→失恋レストラン→太陽がくれた季節→危険な二人→メランコリー→desire→さらば恋人→心の旅→ルージュの伝言→たそがれマイラブ、という何とも感傷的なシーケンス。森田公一とトップギャランを久々に聴いた。

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【目標;3ヶ月で-5kg】ダイエット第7週(11/12〜11/18)の結果報告

ダイエット1週間の記録:第7週目(11/12-11/18)

 結果:体重減 1.6kg  累計(-12.65kg)

 まだ減ってはいるが、1.5ヶ月を経過し、やはりそろそろ厳しくなってきている。人工的に作った「ひとりサバイバル環境」に身を置いている訳であるが、日常生活の中で無理も生じてきている。

 極端な話、誰かから折り入った相談を受け、通常なら「じゃあ、少しサシ呑みで話そうか」なのだが、ダイエット中なので計画外のカロリー摂取はちょっと、という時もある(酒を否定している訳ではない)。しかし、この手の話はこちらの一方的な事情で断ることが出来ないケースもある。

 そんな状態で、「じゃあ申し訳ないけど、一緒に二つ向こうの駅まで歩いてもらって、その後に刺身中心の店で、その話を聞こうか」ってのも明らかに不審な動きなのである。あるいは、相談してきた人に対して、無粋というべきか。

 また低カロリー生活を進めていると、どうしても口寂しくなる。仕事などでストレスがあると、更に何か食べたくなる。一応「都こんぶ」「おしゃぶり昆布梅味」「カリカリ梅」などの低カロリーおやつは常備してあるのだが、これだって何回も食べていると流石に飽きてくるし、糖分も足りていない。

 この「ひとりサバイバル環境」にずっと身を置くのもまずく、どこかで定常的な方向、つまりソフトランディングをする必要も実際問題としてある。

 敏感な制御対象に、大きめゲイン(P要素)を入れるとハンチングするようなもので、リバウンドの恐れもある。特に、体重という制御対象は、時定数が大きく(キャパシタ成分がある)制御が難しい。制御因子も、食物だったり運動だったりと、代謝を含む複雑な要素が絡んでおり、単純ではないのだ。さらに先に言及した外乱(飲み会など)もある。もっと言えば自分の精神という外乱、いや、この場合には「内乱」か、もある。甘える心や、欲望、糖分や満腹感への依存性などもあるのだ。

 一方向に制御する方が容易い。

 実は平衡状態に制御するのは難しい。

 今、この瞬間に目の前に牛丼特盛が出てきたら、その一食では済まない自信がある。だから依存症患者のスリップ体験は身につまされる。田代氏もシャバでの誘惑が大変だったろう。食欲だって欲望なのだから尚更だ。

 意外に複雑なのである。

 リバウンドをすることなく、定常状態に持っていくためには今後どうすべきかが課題である。

 しかし、まだ答えは出ていないのだ。非常に難しい。

 自分のことなのに。いや、自分のことだからか。

 そう言えばすっかり忘れていたが、同伴していないようなダイエットプログラムからようやく第1回目の電話がきた。ちょうど開始1.5ヶ月目。11/15である。マニュアル化されている。

 電話の主は栄養士の方のようだ。事前に私の情報を確認するのをミスったらしく、体重計測データは確認しておらず(記録していないと思っていた)、どうやら”プログラムを開始したものの、全く記録もせず放置していて、当然体重も減っていない人”マニュアル(?)を事前学習していたらしく、全く噛み合わない会話となった。

 栄養士さん「お元気ですか?ダイエットプログラム、開始されてますか?体重記録もされていないようですが」

 私「?いや、毎日記録していますよ、アプリで」

 栄養士さん「えっ、お待ちください(PCを操作するような音)・・・・ああ、ありました。記録されていただいていますね。はぁ、それで体重の方は、減ってますね・・・」

 私「いや、減ってるも何ももう3ヶ月目標を達してますけどね」

 栄養士さん「あぁ〜。そ、そうですね、で、ちゃんとやっておられるようで・・・でもこんなに体重減ってたら苦しくないですか」

 私「そうですね。苦しいです」

 栄養士さん「そうですよね、まあ減ってますしね。ご無理なさらず」

 という、明らかに間違った台本を渡されて練習した役者が本番で全く異なる筋書きに戸惑い、絞り出した「ご無理なさらず」というセリフしか言えない状況となってしまったようだ。まぁ、仕方ない。しかし、なんというか、一言でいうと「形式的」だし、向こうも結局こちらの体調に関することなので、踏み込んだことは言えないはずで、こちらとしては「このサバイバル状況を継続すべきか、否か」というジャッジを求めたかったのだが、そんなことを回答できるわけもない。「ご無理なさらず」しかないのである。それにしても、何かイマイチだなぁ。

 今回食べて良かったものは、ゼロカロリー甘味料「ラカントS」とマルチビタミンである。ラカントはヨーグルトなどに添加することで「甘みが欲しい!」という際の非常手段の一つである。クールで尖った甘みなので、冷たいものとの相性が良い。また「ミン剤」(睡眠導入剤ではない。ダイエット業界ではビタミン剤を指す、かどうかはわからない)は、低カロリーダイエットでの必需品である。

【肉体の変化】

  • ベルトはかなり余ってきた。位相でいうとπ/8 ラジアンくらいの進みである(要するに体幹断面中心で45°分のベルト余分ができた)
  • 寒さが厳しくなり、体温低下の中、堪える。今年の冬は寒さ対策が例年より厳しそうな予感である。

【メンタルの変化】

  • ”運動しなきゃ”の軽い強迫観念化は、予想通りであるが定着。1日何か運動をしないと、罪悪感に苛まれるような気分になっている。しかしこれ以上進みすぎるとヤバい感じである。
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立ち飲み屋探訪:伊勢原駅「炭火焼き鳥 大山」小さい木戸をくぐると”焼き物注文2回限定”の立ち飲みスペースが!

 伊勢原駅から徒歩2分程度の駅近にある「炭火焼き鳥 大山」へ入店。テイクアウト専門のように見えて、よく見ると右側に「立呑み入口」という木戸が。入りたい、という意思を示すと、店の人がエイヤと開けてくれる。

 中は意外と広い。カウンターがあり、店員さんが仕込みをしている。メニューもあり、お酒も飲めるが「焼き物の注文は2回まで」という縛りがあり、結構注文に緊張する。多めに頼むのもアレだし・・・、と悩む。

 そんな感じで、まずはお通し200円の枝豆とハイボール350円。濃いめである。

 うなぎ屋のノリで、まずは焼き鳥を待つ間の漬物250円。なかなかうまい。

 焼き鳥は、ナンコツ(塩)、カシラ(塩)、モモ(タレ)、玉ねぎ(タレ)、つくね(タレ)の5本。やはりモモのタレが旨い。カロリーのことを忘れて堪能する。

 そんな感じでハイボールもお代わりも進んでいく。その間も、テイクアウトや電話注文もたくさん来ており、人気店のようである。

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