インフルエンサーのツイートによって、高知・須崎のカンパチを購入した自分の精神状況を分析してみる

 消費者がある特定の商品の購入を実行する。その際に、その個人の購入意思決定を第三者の発言・発信内容がサポートした場合、その第三者はインフルエンサーと呼ばれるのであろう。

 5月にツイッターで以下のような西原理恵子の発言を見かけた。

 単なる8文字の引用つきリツイートなのであるが、これが「刺さった」(刺身だけに)のである。

 それを受けて、5月23日にネットで早速半身のザク(4,670円+配送料)を購入。支払にはコンビニ振替を選択したため、少々面倒であったが、そうした手間を厭わず、最後まで購入した。

 なぜであろうか。

 新型コロナによるフードロスの観点からも、こうしたサイトが存在することは知っていた。しかし、実際に購入まで至ったのはこれが初めてである。

 そして新聞記事などでは、この企画は大ヒットしており、下記記事では「開設から約1カ月余りで売り上げ1億円を突破した。」とある。

 実際にその後メールであまりの売り上げに、捌きが追いついていないので発送が遅れる、ついては、サービスで「刺身醤油」「ハスイモ」「ミョウガ」の付け合わせセットをサービスする、という連絡もあった。

 外部サイト:「しんじょう君」応援、特産品販売サイト 売り上げ1億円突破 高知・須崎(毎日新聞、2020年6月3日)

 私の行動に相当する部分を引用する。

しんじょう君がツイッターでカンパチを紹介したところ、3万件を超えるリツイートがあり、高知県出身の漫画家・西原理恵子さんなども反応。2日現在で約2万件の注文を受け、売り上げは約8000万円となっている。

 外部サイト:「しんじょう君」応援、特産品販売サイト 売り上げ1億円突破 高知・須崎(毎日新聞、2020年6月3日)

 やはり私以外にも反応した人が多かったのであろう。

 直接のきっかけを自分の内部で少し掘り下げてみる。

 ①高知自体は興味あり(皿鉢料理とか)

 ②刺身は好物

 ③在宅勤務中で酒のつまみには注目

 ④自宅待機でネット購買意欲高まる

 ⑤西原理恵子のファン

 こうした複合的な深層意識が購入決断を自らになさしめたのであろう。しかし、あとひとつだけの背中を押すようなパンチがあったような気もしており、まだ言語化しきれていないような感じで、少しモヤモヤしている。

 須崎といえば名作「戦艦大和ノ最期」を書いた吉田満が、終戦を迎えた土地でもある。特攻兵器「回天」の基地があった場所でもあるが、この記憶は多分判断材料には入っていないであろう。

 そんなこんなで6月19日。到着である。

 やはり刺身でいただく。

 やはり身が締まっていて美味い。2日であっさりペロリと。満足である。

Share