【書評】アイザック・アシモフ「ファウンデーション」–文明の歴史そのものを対象としたSF叙事詩の第1作

 アイザック・アシモフ「ファウンデーション」を読んだ。さ1942年から継続発表された「銀河帝国興亡史」シリーズの第1作である。  遠い未来。人類は宇宙の広域に進出し、巨大な科学文明を築き、「一千兆の人間」を抱え「一万二千 続きを読む…

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【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』46巻–ラブコメ路線になってしまった酒マンガであるが、あの麗ちゃんはどうなった?という悩み

【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』45巻 まさかの突然の婚約宣言!・・・ただし竹股の(苦笑) 【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』44巻 松島さんと岩間の関係性と情報量制限 【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』43巻  続きを読む…

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【書評】アイザック・アシモフ「はだかの太陽」前作に続くSFミステリの傑作!開放空間恐怖症からの解放とは

 アイザック・アシモフ「はだかの太陽」を読んだ。  SFとミステリを見事に融合させた古典的名作「鋼鉄都市」の続編となっている。関連記事:【書評】アイザック・アシモフ「鋼鉄都市」–SFの王道でありつつ、実は「青春熱血小説」 続きを読む…

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【書評】アイザック・アシモフ「鋼鉄都市」–SFの王道でありつつ、実は「青春熱血小説」としても読める構造

 ロボットものの古典的SFミステリである、アイザック・アシモフ「鋼鉄都市」を読んだ。  地球は人口爆発して、テクノロジーによる管理された文明を築いていた。 表題の”鋼鉄都市” (The Caves of St 続きを読む…

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【書評】江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(創元推理文庫)–「日常なるもの」「常識なるもの」に対する根源的な不信

 江戸川乱歩の短編集「D坂の殺人事件」(創元推理文庫)を読んだ。  10編の短編が収められ、探偵小説だけでなく幻想的な小説なども収められているが、どれも”乱歩”テイストがすごい。  具体的に言うと、既に知られているように 続きを読む…

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【書評】カーター・ディクスン「プレーグ・コートの殺人」オカルト趣味たっぷりの古典ミステリ

 カーター・ディクスン(ディクスン・カー)の初期の傑作「プレーグ・コートの殺人」(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読んだ。  プレーグ(Plague)とは「黒死病」すなわち「ペスト」のことである。かつてヨーロッパで多くの人々の 続きを読む…

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【書評】小松左京「氷の下の暗い顔」SFが持つ叙情性–”大いなる別れ”を描いた作品群

 前回記事の「結晶星団」と同じく実家の本棚から発掘してきた小松SF作品。角川文庫版で、1982年発行。  角川文庫版小松左京作品の装丁は、生頼範義(おおらいのりよし)によるものが多かった。特に「復活の日」の表紙は、すごく 続きを読む…

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【書評】スタニスワフ・レム「砂漠の惑星」–ファースト・コンタクトにおいて人間側の都合の良いように世界を解釈することの本質的な無意味さについて

 ハードSFの古典、スタニスワフ・レム「砂漠の惑星」(ハヤカワ文庫)を読んだ。  やはりレムは良い。SFが持つ独特の発想、すなわち、我々が持っている常識的価値体系を破壊し、その上位概念に向けたイメージを想起させてくれる小 続きを読む…

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【書評】谷川ニコ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」16巻—脱・ぼっち路線で、もはや小宮山さんの安定感のある変態振りが一番安らぐ

 先日発売の、谷川ニコ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」16巻を読んだ。相変わらずのリア充路線は変わらず。周囲の登場人物が多すぎてわからない。  最近になってリア充路線から少し元の”ぼっち”路線への揺り戻しが 続きを読む…

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