谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』22巻を読んだ。今回は文化祭がテーマで、本番ではなく、まさにその準備過程、一番楽しい時期である。 黒木さんが監督をやり映画を撮影するという、まさにここ最近の求心力 …
カテゴリー: 読書メモ
【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』51巻–”KIRA KIRA”と輝く松島さんの瞳・・・・
【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』51巻を読んだ。近年のラブコメ+島耕作という”迷走”状態(個人の感想です)で、戸惑うばかりであったが、今回はそちらは少なめ。通常運転に戻ってきた感じがある。 ただそこでも相変わらず、 …
【書評】谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』21巻–リア充世界線以外のアフターコロナにおける”ぼっち”に思いを馳せる
ようやくだが谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』21巻を読んだ。 前回が10周年の記念巻だったこともあり見所満載であったが、今回は3年生の秋の文化祭からクリスマスまでのエピソードである。カラオケボッ …
【書評】酒寄希望「酒寄さんのぼる塾日記」–融和系お笑いカルテットの絶妙な間合いと酒寄さんの巧まざるユーモア
年末に発売された、酒寄希望「酒寄さんのぼる塾日記」(ヨシモトブックス)を読んだ。4人組女性お笑いカルテットのリーダーかつブレーンである、育休中の「酒寄さん」が書いたエッセイである。 発売前からnoteやwebエッセイ …
【書評】施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」6巻–神林さんの感情発露が多発の一冊
施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」6巻を読んだ。 場所は図書室やカフェが中心、登場人物は4名。このシチュエーションながら、読書あるあるを盛り込みながら、10周年を迎えた模様。 6巻では、マニアとしては王道キャラの「神 …
【書評】ラズウェル細木『酒のほそ道』50巻–記念すべき50巻でも岩間の結婚ネタはモヤモヤさせられる
先日発売された、ラズウェル細木『酒のほそ道』50巻を入手。連載27年、ついに50巻に到達ということでおめでたい感じの表紙である。 考えてみれば酒ネタだけでこの長期持たせるというのは、すごい。絵柄としてのスタイリッシュ …
【書評】うおやま「ヤンキー君と白杖ガール」–ゆるゆるな世界から、我々に真っ直ぐに送るメッセージとは。
2021年10月にドラマ化された、うおやま「ヤンキー君と白杖ガール」(メディアファクトリー)の1-6巻を読んだ。 今時の絵柄でヤンキーと弱視の主人公の恋を描くコメディであるが、さまざまなバリアフリーの問題だけでなく健 …
【書評】卯月妙子「鬱くしき人々のうた 実録・閉鎖病棟」–単純かつ当たり前と思っている”自分を維持すること”の尊さを実感する
待望の新作である、卯月妙子「鬱くしき人々のうた 実録・閉鎖病棟」(太田出版)を読んだ。「人間仮免中」「人間仮免中 つづき」の時代から、更に遡って20歳代の頃のエピソードが満載である。 この作品(のみならず作者の創作力 …
【書評】谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』20巻–真の”ぼっち”であるキバ子がメインの、10周年で原点回帰した傑作巻!
連載10年、20巻に到達した谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』20巻を読んだ。特装版付きの記念巻である。 今回は最近の黒木リア充路線の停滞感を脱しており、非常に面白かった。 それはやはり表紙にも …
【書評】稲田将人「経営参謀」科学的アプローチによる、戦略策定におけるおそらく唯一の”真実”
稲田将人「経営参謀」(日経ビジネス文庫)を読んだ。いわゆるビジネス小説でありながら、経営再建のための戦略策定のための知見が詰まっている。 少々個人的に身の回りの変化(【近況】異動になってしまった)もあり、身につまされ …