先日、以下のようなメールをもらった。
(概要)
From: X社長 To: 私
Aさんって何の仕事で一緒になったんだっけ?
これを私に送ってきた人間を仮にX社長とする。社長とした方が関係がわかりやすいので、そう表現しただけで実際とは異なる。
経緯はこうだ。
Aさんと私は一緒に仕事をしている。その際に、共通の知人であるX社長とも新たに一緒に仕事をすることが決まった。
そこでAさんは、To:X社長 CC:私で、メールを書いた。
(概要)
From:Aさん To:X社長 CC:私
X社長、以前お世話になったAです。(以下当時の仕事の話)
今回仕事をまたお願いするので、よろしくお願いします。
という内容である。
これに対するX社長の返信がないので確かに「あれ?」とは思った。
あたり触りのない内容なので、「どうもどうも」と返せば良いのに。偉いんだから。
どうやらX社長は全くAさんの記憶がないらしい。しかし、Aさんは明らかに X社長を知っている。こちらとしては社交辞令で返せばいいじゃん、と思うのだが意外に義理堅く、裏で私に記憶を呼び起こす手助けを要請してきたのである。
仕方がないので少しヒントとなるであろう内容を送った。ただし3人が同時に仕事をしていた訳ではなく、別々の関係(AさんーX社長、私ーX社長)なのでこちらも限界がある。
するといよいよ困ったのかX社長から、以下のようなメールがきた。
(概要)
From:X社長 To:私
全く思い出せない。どんな感じの人?
”こんな人です”って文章で書けるかっつーの。せいぜい年齢とメガネの有無と髪型くらいだが、人の顔のイメージを文章で表現できるほど、文章はうまくない。いっそペイントで似顔絵を、とも思ったが、それだって絵心の問題がある。人と多く会う立場で、こんな感じで向こうは知っているけど、こっちは知らないというパターンはこれが初めてじゃないんだから、なんとかしてくれ、と思いつつ、「これが限界です」を添えて情報を渡し、この不毛なやりとりは、ほぼ強制終了となった。
最後までわからなかったらしい。
ただ、実は私は解決策を持っていた。しかし使えなかった(使わなかった)のである。
何故か。蛭子能収にそっくりなのである。
だけど、それは紹介に名を借りた悪口になってしまう。
いや、じゃあお前は蛭子さんに例えることを悪口と思っているのか?と言われると即答はできない。
でも、仮に草刈正雄に似ている場合には、おそらく私はメールで即レスできた。「草刈正雄似です」と。
ジャイアント白田の場合にはどうか。1秒悩むが、「大食いで有名なジャイアント白田に似ています」と書けると思う。
ところが「蛭子能収に似ています」と素直に書けなかった理由は何か。・・・・まあ、それを掘り下げても詮無いことであろう。妥協を許さず書くべきか、どちらが正解なのか未だに回答はない。
そして蛭子さん、すいません。