夏祭りも終わり、崩れた体調もようやく戻ってきた。
地元祭りの準備などで忙しくて、クルマをほとんど動かしていなかった。3週間ぶりくらいであろうか。エンジンをかける。
・・・・・静かである。あれ?異常な静寂。いつもならば、老朽化したエンジンが、これでもかとの騒音を出すはずなのに。
なに、この静かな感じ。聞こえるのは早々と蝉の声だけ。
えっ?もしかして?
バッテリーが上がっている(4年ぶり2回目)。
近頃の現代人の近所付きあい回避傾向もあり、隣の家にお願いしてブースター接続などするのは気がひける。
ここは折角の会費を払っているJAFへTelである。
待つこと30分。到着してくれた。
手早くバッテリーの電圧を確認。「うん、ゼロですね」
とほほ。まあ、交換したのも4年前くらいだからなあ、仕方ない。
その後JAFのお兄さんが色々確認してくれた。
JAF「これ、原因はブレーキランプですね」
どういうこと?
JAF「フットブレーキのペダルを押していない時に、ランプを消灯する接点があるんですよ。その接点を叩くゴム部品が劣化して、なくなっていますね。だから接点が叩かれずに、停車しているのに消灯せずにブレーキランプが点灯し続けて、バッテリーが切れたんですよ。ここを修理しないと、またバッテリーが切れますよ」と、壊れてシートに落下していたゴム部品の破片を出してくれた。
とほほ。
なるほど、フットブレーキのペダル機構にA接点(NO)があるのね。でも、設計思想としてここの接点にゴムを使うのはどうなのか。もっと堅牢な材料にした方が良くはないか、などと考える。
JAF「この部品はメーカーからの取り寄せになりますね」
JAFのお兄さんは、その接点の場所まで親切に色々教えてくれて、帰って行った。助かった。
とりあえずは、脱落したゴム部品の破片を仮留めして、ランプは消灯したが、またいつ外れるかわからない。
さて、このメカニカルB接点を当面どう直すか。考えてみた。
整備不良なのだが、当座消灯しないと話にならない。
ゴムが入っていた部品と、フットブレーキを使っていない位置でゴムを叩く棒の間に、棒を抑えるための部品を仮に止めれば良いわけで、ガムテープと10円玉を使って、仮固定を試してみた。
なんとかいけそう。
ただこれも応急処置なので、修理工場に電話である。
【追記】数日後、部品が到着し、修理工場へ持っていき、修理できた(というか取り付けるだけ)。部品価格は120円。
ゴム劣化によるユーザーの負担を考慮すると、この部分は金属の方がいいんじゃないかなあ(勝手な意見)。