最近のつけ麺の傾向は、極太麺+コッテリ濃厚スープ(+魚粉入り)で、これはなかなか私のお気に入りで、色々な所で食べている。
猫舌のため、”麺熱盛り”ではないことは必須である。
私には更に早食いという癖があり、猫舌+早食いだとラーメンより、つけ麺の方が食べやすい。しかし、それでもつけ麺スープの熱さ問題や、自分の服への飛沫付着問題などが発生する。
水で締められた”つけ麺”の場合、麺を投入するに従って、最終的には次第にスープの温度が下がってくるので、早食いにも適応しているのだ。
先日は町田の「ゴル麺。町田店」でつけ麺を注文してみた。
スープが煮立ってる!これは猫舌には厳しい戦いである。
更にスープ皿自体も熱い。こうなると、スープ皿–私の口までの距離がかなりあり、更にその中間地点には私のTシャツ(白)があるではないか。
リスクアセスメントの考え方からは、リスク事象は、(リスクの大きさ、重篤性)×(発生確率)によって表現される訳である。
今回の状態は、すでに発生確率が高い状態な訳で、戦う前から、Tシャツ汚染というリスクは高い確率で予想され、そのための低減措置を検討しなくてはならない。
ではどうするか。
単純には、紙ナプキンか自分のハンカチによる防護である。これにより、飛沫の着弾が発生することを前提とした対応を取れる。
しかし、この場合、もう一つの課題である麺の温度問題、猫舌には対応できていないのである。
そこで、今回は別の手段、発生確率の項である、スープ皿から自分の口までの距離を短縮するという手段を採用した。
即ち「取り皿ください」である。
非常に理屈っぽくて恐縮であるが、この対策により、麺の温度も下げることができるので、猫舌問題も同時に解決できるのである。
取り皿と自分の口は自分の裁量で近くできるので、注意深く食べることで飛沫問題も起こらない。
ベスト解ではないか。いつもの仕事でもこうしたアイディアが閃くと良いのだが。
つけ麺に対する、リスクアセスメントの結果に満足し、無事食べ終わった。うまかった。
でも、最後にセットで頼んだ餃子を食べたら、汁がTシャツに落ちた。泣きたい。