ボロボロであるが、懐かしい。
35年前の月刊「RAM」である。
この頃はまだパソコンは高値の花で、いくら親にねだっても買ってもらえないし、お年玉を貯めたっておいそれとは買えない時代であった。こうしたパソコン雑誌の広告を見たり、電気屋のパソコンコーナーに行って触るのが関の山であった。
今更ながら見てみると、やはり最先端なのか記事のレベルが高い。PC-8001で実行できるイジングモデルによる磁性シミュレーションプログラムの解説(もちろんイジングモデルの解説もある)などがある。
当時私が「RAM」を買ったのは確かこの号だけで、あとは「I/O」や「マイコンBASICマガジン」その後は「POPCOM」「テクノポリス」を購読していたはずだ(要するに軟弱な方向に行ったんですな)。ただそれらも実家のどこかにあるはずだが、捨ててしまったのか見つからない。
あの頃の「I/O」などから提供されていたキャラクタ基本のPCゲームは面白かった。文字通り昼夜を忘れ、寝食を忘れていた。
ゲームウォッチなどのゲームやファミコンなどの思い出もあるが、やはり一番ときめいたのは、テープレコーダで読み込むあのPCゲームの思い出である。