京急川崎周辺は大衆酒場のメッカであり、立ち飲み密集地域である。
まずは定番の「元祖 立ち飲み屋」に突入である。いい感じの店内。
ホッピー指数は2.5である。
ポテサラ。お新香を細かく切ったものが入っていて、うまい。
マグロ刺身。これもなかなか。
時間は17:00くらいでまだまだ明るいが、どんどんお客が入ってきて活気がある。
最近のつけ麺の傾向は、極太麺+コッテリ濃厚スープ(+魚粉入り)で、これはなかなか私のお気に入りで、色々な所で食べている。
猫舌のため、”麺熱盛り”ではないことは必須である。
私には更に早食いという癖があり、猫舌+早食いだとラーメンより、つけ麺の方が食べやすい。しかし、それでもつけ麺スープの熱さ問題や、自分の服への飛沫付着問題などが発生する。
水で締められた”つけ麺”の場合、麺を投入するに従って、最終的には次第にスープの温度が下がってくるので、早食いにも適応しているのだ。
先日は町田の「ゴル麺。町田店」でつけ麺を注文してみた。
スープが煮立ってる!これは猫舌には厳しい戦いである。
更にスープ皿自体も熱い。こうなると、スープ皿–私の口までの距離がかなりあり、更にその中間地点には私のTシャツ(白)があるではないか。
リスクアセスメントの考え方からは、リスク事象は、(リスクの大きさ、重篤性)×(発生確率)によって表現される訳である。
今回の状態は、すでに発生確率が高い状態な訳で、戦う前から、Tシャツ汚染というリスクは高い確率で予想され、そのための低減措置を検討しなくてはならない。
ではどうするか。
単純には、紙ナプキンか自分のハンカチによる防護である。これにより、飛沫の着弾が発生することを前提とした対応を取れる。
しかし、この場合、もう一つの課題である麺の温度問題、猫舌には対応できていないのである。
そこで、今回は別の手段、発生確率の項である、スープ皿から自分の口までの距離を短縮するという手段を採用した。
即ち「取り皿ください」である。
非常に理屈っぽくて恐縮であるが、この対策により、麺の温度も下げることができるので、猫舌問題も同時に解決できるのである。
取り皿と自分の口は自分の裁量で近くできるので、注意深く食べることで飛沫問題も起こらない。
ベスト解ではないか。いつもの仕事でもこうしたアイディアが閃くと良いのだが。
つけ麺に対する、リスクアセスメントの結果に満足し、無事食べ終わった。うまかった。
でも、最後にセットで頼んだ餃子を食べたら、汁がTシャツに落ちた。泣きたい。
お祭りもすっかり終わり(関連記事)、平穏な生活に戻りつつある(しみじみと)。
しかし周辺の町内会ではまだ個別に祭りをやっており、毎週土日にはどこかで夏祭りと盆踊りの音が聞こえてくる。
少し前の土曜日、駅前で隣町のお祭りの準備をしているのを目撃した。我が町内会と同程度の規模ではあり、同様にテキ屋は出ず、町内会の役員で切り盛りしているようだ。
「大変だなあ」と思いつつ、横目で見る。
しかし、その祭りには、我々とは異なる条件が一つだけあった。
それは、ゲリラ豪雨である。
用を済ませ、帰宅途中に、その祭りの付近を再び通りがかると、祭りは中止にならず、やっていた。
ゲリラ豪雨は止んだものの、依然として傘が必要でないと歩けない雨降りである。
テントの中には人気があるが、出店に近づく人はいない。要するに、閑散とした雰囲気の中で、スピーカーから祭囃子の音だけが虚しく広場に響き渡る。出店の中の人たちは、死んだような目で時間が過ぎていくのをただ待っているかのようだ。
よく見ると、奥の方で焼きそばの屋台が。同じ宿命を持った人間として、傘を差しながら、ちょろっと近づく。
オッさんが二人で汗だくで、ひたすら焼きそばを焼いていた。懐かしい光景であるが、近づく客はいない。
多分昼間に仕込んだ分はゲリラ豪雨を想定していないはずで、材料を焼き切らねばならなくなっているはずだ。
しかし客足は明らかに来ない。
売れ残りを半ば覚悟しつつも、運命として焼きそばを焼く男たちの哀愁に、たまらず焼きそば2皿(200円×2)を購入した。
地獄で仏を見たかのような表情で、喜ぶ男たち。いや、そんなに喜ばれても。心の中で同志として「わかるぞ、その気持ち」と思いつつ、口には出さず。
帰宅して焼きそばを食べてみた。
水気が多くて、お世辞にも「うまい」とは言えない。というか、あまり箸が進んでいかない。ソバは水っぽく、野菜の焼きも足りないし、ソースも中途半端にしか混じっていない。あからさまに投げやりな感じが反映している。しかし、その一方で町内会の男たちの無念の涙が詰まっているようで、味の素の力を最大限に借りることにより、ようやく完食することができたのだった。
写真はプロのテキ屋による焼きそば。
素人の価格の倍の400円であるが、ソバはパリッとしていてうまい。さすがプロの技。やはり素人は無理をしてはいけない(身も蓋もない結論)。
JR新子安駅と京急新子安駅の線路に囲まれた細長い土地は、なかなかディープな雰囲気がある。
ちょっと面白かった風景として
「お寺の参道の途中にある京急の踏切」である。
それはさておき、新子安駅前にある立ち飲み「立ち呑み本舗 じおう」に入店した。
かなり店は狭く、幅が狭いが、結構賑わっている。
ホッピー指数は平均の2.5であった。ここのドリンクのグラスは全て冷凍庫でキンキンに冷えている。
「とりわさ」。さっぱりしていて、旨味もあり、非常に良い。
ポテサラ。これは普通であった。
ネギ串(100円)。優しい味である。
そして名物の「コーヒー酎」である。すっきりしていつつ、コーヒーの苦味がいい感じ。泡盛とコーヒーは結構合うことは知っていたが、焼酎の癖が無くてもいける。
お代わりをしたいところだったが、ここまでで結構飲んだので1杯にとどめた。
次回来るときは最初からこれで行こうかな、と思わせる。
夏祭りも終わり、崩れた体調もようやく戻ってきた。
地元祭りの準備などで忙しくて、クルマをほとんど動かしていなかった。3週間ぶりくらいであろうか。エンジンをかける。
・・・・・静かである。あれ?異常な静寂。いつもならば、老朽化したエンジンが、これでもかとの騒音を出すはずなのに。
なに、この静かな感じ。聞こえるのは早々と蝉の声だけ。
えっ?もしかして?
バッテリーが上がっている(4年ぶり2回目)。
近頃の現代人の近所付きあい回避傾向もあり、隣の家にお願いしてブースター接続などするのは気がひける。
ここは折角の会費を払っているJAFへTelである。
待つこと30分。到着してくれた。
手早くバッテリーの電圧を確認。「うん、ゼロですね」
とほほ。まあ、交換したのも4年前くらいだからなあ、仕方ない。
その後JAFのお兄さんが色々確認してくれた。
JAF「これ、原因はブレーキランプですね」
どういうこと?
JAF「フットブレーキのペダルを押していない時に、ランプを消灯する接点があるんですよ。その接点を叩くゴム部品が劣化して、なくなっていますね。だから接点が叩かれずに、停車しているのに消灯せずにブレーキランプが点灯し続けて、バッテリーが切れたんですよ。ここを修理しないと、またバッテリーが切れますよ」と、壊れてシートに落下していたゴム部品の破片を出してくれた。
とほほ。
なるほど、フットブレーキのペダル機構にA接点(NO)があるのね。でも、設計思想としてここの接点にゴムを使うのはどうなのか。もっと堅牢な材料にした方が良くはないか、などと考える。
JAF「この部品はメーカーからの取り寄せになりますね」
JAFのお兄さんは、その接点の場所まで親切に色々教えてくれて、帰って行った。助かった。
とりあえずは、脱落したゴム部品の破片を仮留めして、ランプは消灯したが、またいつ外れるかわからない。
さて、このメカニカルB接点を当面どう直すか。考えてみた。
整備不良なのだが、当座消灯しないと話にならない。
ゴムが入っていた部品と、フットブレーキを使っていない位置でゴムを叩く棒の間に、棒を抑えるための部品を仮に止めれば良いわけで、ガムテープと10円玉を使って、仮固定を試してみた。
なんとかいけそう。
ただこれも応急処置なので、修理工場に電話である。
【追記】数日後、部品が到着し、修理工場へ持っていき、修理できた(というか取り付けるだけ)。部品価格は120円。
ゴム劣化によるユーザーの負担を考慮すると、この部分は金属の方がいいんじゃないかなあ(勝手な意見)。
先日の新潟出張の帰りでは、土産を買う暇もなく、上越新幹線に飛び乗る羽目になったので、ダッシュで日本酒を買い込み、車内一人飲みとなった。幸い座席は空席が多く、快適であった。
まずは贅沢品である「極上吉乃川 特別純米」を飲む。
濃厚でうまい。私の今の所の日本酒ベストは「極上吉乃川」で、家に切らさず常備している。
続いては、「長者盛」のワンカップである。一転辛口であるがスルスル飲める。
そして最後は「朝日山」ワンカップである。私の日本酒基準であるが、やはり新潟県民の晩酌スタンダード(勝手なイメージ)という感じで、既に結構な酔いも回っている中でも、安定したうまさである。
ということで東京駅に着いてからの記憶があまりない。
ちなみに別の日の帰り上越新幹線では、こんな感じ。
「夏子物語」スッキリとしていて上品な味。
「越乃景虎 なまざけ」
濃厚である。
そして最後は基準の「朝日山ワンカップ」である。
東神奈川駅には立ち飲み屋が多い。
そのうちの1軒である「焼き鳥 鳥清」へ口開けに突入した。
まずは酎ハイである。
暑いので既に飲んでしまった。
次に「梅ッピー」セットを注文。これは、梅酒のホッピー割である。
一瞬どうかと思う組み合わせ。梅と麦ねえ・・・。
梅ッピー、到着。中は梅酒である。この塩梅だと、ホッピー指数は平均の2.5である。
飲んでみると、なかなかいける。喉越し爽快である。いける。
ハラミと砂肝である。うまい。
続いて、レバー。
個人的にあまり好きではないのだが、一口食べたら、めちゃくちゃ美味い。
期待していなくて、写真を撮るつもりもなかったので、上図は一口食べた状態である。
焼き方はレアで、臭みなど無く、上品な味。今まででベストのレバー串である。
このレバーを食べにまた来たいと思わせる味である。
JR東神奈川駅と京急仲木戸駅の中間に位置する立ち飲みスポット。
以前紹介した「龍馬」の隣にある店である。
関連記事:立ち飲み屋探訪:東神奈川駅「龍馬」–将棋の羽生世代と前川製作所の話
ここは以前行ったことがあるのだが少々苦手な店なのである。
なぜか。
フレンドリー過ぎるのである。
店員の女性がバニーのようなポンポンを頭につけて、結構話しかけてくる。
一人飲みが好きな(要するに人見知りな)私としては、あまり会話したくない。とはいえ向こうもサービス精神で来ているので、つれなくするのも気を使う。
一人飲みはなかなかセンシティブなものがあるのである。信じてもらえないが。
ひっそりと咲く月見草(by 野村克也)の心境なのである。
本日は、少しオーラを纏って入店である。
ホッピー指数は2.5である。
マカロニサラダ250円は、ボリューミーでうまい。
オーラの結果、特に会話もなく終わって良かった。変な緊張感がある。